大会長挨拶
CAIカンファレンス2025 大会長
一般社団法人 日本アレルギー疾患療養指導士認定機構 理事長

昨年に引き続き、CAI カンファレンス2025を2026年1月10日(土)、11日(日)、東京慈恵会医科大学国領キャンパス(東京都調布市)にて開催させていただくことになりました。皆様のご支援とご協力のもと、第2回目となるCAI カンファレンスの開催を迎えることができましたことを、大会長として深く感謝申し上げます。
今大会のテーマは、「アレルギー患者さんのQOL向上にむけて」です。
ご参加の皆様におかれましては、カンファレンス2025を、日々の支援活動のendpoint(最終目的)が患者と家族の「QOL向上」である、と改めて認識する機会にして頂ければ幸いです。手技や情報を伝えること、服薬スキルを向上させることは、CAIのendpointではなく、手段にすぎません。指導の意味を深く理解し、指導の先にある「患者さんのQOL向上」を見据えたいものです。
そんな目的に合わせて、カンファレンスの企画を考えました。
「美味しい!楽しい!アレルゲン除去食」は前回好評だった企画です。今回は牛乳除去食を取り上げます。
今回、新たなシンポジウムもプログラムに組み込みました。「ちょっと待って。それって常識?」では、アトピー性皮膚炎の皮膚洗浄方法など、今までの常識を再考する、あるいは情報を整理して頂きたいと思います。「大規模災害に備える:CAIとしてできること」では、今、わたしたちにできること、これから成してゆくべきことを議論して頂きたいと思います。
「CAI支援賞」も新しい企画です。CAIの基盤として重要な活動・研究計画に対し、奨励金として10万円を贈呈し支援いたします。
また2日間を通して「よろず相談Café」をご提供します。お茶などを召し上がって頂きながら、リラックスした雰囲気で日頃の悩みや未来像などについて語り合って頂きたいです。特にお一人で活躍されているCAIの方々に交流を深め、人脈を築いて頂ければ幸いです。
今回、会場は調布市と狛江市にまたがります。それぞれ世田谷区のお隣ですが、都心からはやや離れてしまいます。でも「何にもない田舎かぁ…」なんて思わないでください。皆さまを「その気」にさせるお楽しみMAPを作成、配信してまいります。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。